MEDIX Focus富士フイルムヘルスケアの技術情報や研究論文、
ユーザーによる使用事例などの情報サイト

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    ご好評いただいておりました技術情報誌「MEDIX」は、デジタル配信(DX)による「MEDIX Focus」として生まれ変わり、スマートフォンやタブレット、パソコンなどでお気軽に閲覧いただけるようになりました。
    MEDIX Focusは、富士フイルムヘルスケアの技術情報・研究論文や、お客さまによる使用事例などの情報を提供してまいります。

    納入事例

    嚥下造影検査で大活躍。CALNEO Beyondで切り拓くあたらしい検査体制 医療法人徳松会 松永病院

    2023年9月、医療法人徳松会松永病院様に富士フイルムヘルスケア製X線透視撮影装置CALNEO Beyondをご導入いただきました。長年にわたり地域に根差した医療を行われてきた松永病院の理事長・院長である松永厚美先生、放射線科の皆様にご導入から4か月経過した使用経験を伺いました(2024年1月時点)。

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    納入事例

    クラウドファンディングによる超音波診断装置導入で精度の高い「乳がん検診」 をめざして
    -ARIETTA 850 DeepInsight/eScreening活用事例- 社会福祉法人恩賜財団 済生会松阪総合病院

    済生会松阪総合病院は地域の中核病院として、救急医療から各種がん診療や生活習慣病など総合病院として幅広い診療が行われています。
    今回、医療業界で資金調達のニューノーマルとなりつつあるクラウドファンディングを通じてARIETTA 850 DeepInsightを健診センターに導入いただきました。クラウドファンディングを活用した背景や効果について三重県済生会支部 山本 幸治参与(前松阪総合病院事務部長)、導入装置の機能や使用感について済生会松阪総合病院 臨床検査課 福本 義輝課長と中川 真理子主任、また今後の乳がん検診の展望について乳腺外科 医長 柏倉 由実先生にお話を伺いました。

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    技術情報

    「わかりやすいMRI解説シリーズ その6 ~k空間の理解2~」

    前回はk空間の理解のために、フーリエ変換の基礎に関して説明した。
    今回はMRIのパルスシーケンスデザインにおいて重要なk空間軌跡(trajectory)について解説する。
    k空間軌跡を知ることで、MRI撮像手法の設計図であるパルスシーケンスチャートが解けるようになり、MRIの神髄を深く知ることができるのである。

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    納入事例

    がん治療専門クリニックにおけるSupria Opticaの使用経験 医療法人龍志会 IGTクリニック

    医療法人龍志会IGTクリニックは、大阪湾に浮かぶ空の玄関口・関西国際空港のすぐ近くに位置し、がん治療を専門に行っているクリニックです。
    今回は、2023年3月に導入されたSupria Opticaについて、堀篤史院長と中澤雄希技師のお二人にお話を伺いました。

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    納入事例

    循環器内科クリニックにおけるSCENARIA View PlusとCardio StillShotの使用経験 いでハートクリニック

    いでハートクリニックは大阪府吹田市北部の国立循環器病研究センターの跡地に位置し、循環器内科、内科、心臓血管外科を中心に、患者さんのためにほぼ休診日を設けず外来診療や訪問診療を提供しています。今回は、2023年10月に導入された64列/128スライスCT SCENARIA View Plusと心臓の動き補正技術Cardio StillShot について、井手亨院長と細川徹技師のお二人にお話を伺いました。

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    納入事例

    一般内科における骨密度測定装置 ALPHYS LFの導入事例 洋光台ひろ内科クリニック

    骨粗鬆症の診療と言えば整形外科が一般的ですが、昨今では一般内科を標榜するクリニックでも骨密度装置を導入されることが多くなってきました。
    そこで、2022年9月にALPHYS LFを導入された横浜市磯子区の洋光台ひろ内科クリニックを訪問し、院長の池田弘子先生と副院長の池田友紀博先生に装置の導入に至った経緯や使用してのご感想をお伺いしました。

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    「わかりやすいMRI解説シリーズ その5 ~k空間の理解1~」

    MRIの原理入門において、とかくk空間は敬遠されることが多い。それは多分に数学的内容に偏るからである。そこで、今回は式を使わずにk空間を解説してみたい。
    k空間を理解することはMRIの本質を知ることであり、より深く撮像原理を理解し、MRIの面白さを感じていただけることと考える。

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    乳腺外科・婦人科における骨密度測定装置の活用 六本木ブレストレディースクリニック

    2019年5月に東京都港区で六本木ブレストレディースクリニックを新規開業され、乳腺外科・婦人科・女性内科・外科・ドック・検診・健康診断・プラセンタ・栄養美容注射(点滴)など女性の健康をトータルでサポートされている院長 及川明奈先生に、女性医療における骨粗鬆症の取り組みと、開業時から導入されている骨密度測定装置 ALPHYS LFの活用、ならびに女性疾患領域における富士フイルムのブランド活動についてお話を伺いました。

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    「わかりやすいMRI解説シリーズ その4 ~MRI撮像シミュレーター~」

    MRIの複雑な撮像パラメータ設定は相互に影響し合い、単独での変更が難しい。このため、適切な撮像条件の設定をわかりにくくしている。
    今回は簡単な撮像シミュレーターを使用して、この撮像パラメータの特性を理解したいと思う。

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    納入事例

    泌尿器科で求められるX線透視撮影システム
    ~泌尿器専用機から、CUREVISTA Apexへの更新~ 社会福祉法人恩賜財団済生会支部福井県済生会病院

    2022年12月、福井県済生会病院にデジタルX線透視撮影システム「CUREVISTA Apex」を導入頂きました。更新前の装置は、泌尿器科専用機であったため、泌尿器科の手技にも対応できる多目的なX線透視撮影システムを選定する際のポイントやご使用頂いた感想を、診療放射線技師の皆さまに伺いました。

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    地域完結型医療の一翼を担う 64ch/128slice CT SCENARIA View 医療法人誠仁会 千綿病院

    医療法人誠仁会千綿病院は、長崎県長崎市矢上町に位置し、「思いやりを 愛を 感謝を。人を大切にする病院」という病院理念の下、地域完結型医療の一翼を担うべく、近隣の医療機関、介護施設とも連携を図り、日々東長崎の地域医療に取り組んでいます。
    今回は、昨年導入されたSCENARIA Viewについて、診療技術部放射線室の松尾技師長にお話を伺いました。

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    技術情報

    「わかりやすいMRI解説シリーズ その3 ~MRIのパルスシーケンス~」

    「わかりやすいMRI解説シリーズその1 MRI画像のコントラスト」で紹介した時間パラメータTR、TEと、その2「MRI画像の再構成手法」で解説した2DFT画像再構成手法をまとめるもの、それがMRIのパルスシーケンスである。

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    納入事例

    総合診療所の地域における役割とCT装置の使用経験 日野みんなの診療所

    日野みんなの診療所は、「こんな診療所があったからこの地域に住んでいてよかった。来るだけで、相談できるだけで、安心できる」をビジョンにおいて、夜間の診療や往診まで対応する地域の総合診療所として重要な役割を担っています。
    院内は、ビジョンの通り、スタッフのあたたかい雰囲気と、患者さんファーストで工夫された院内設備の数々により、居心地の良い空間が創られています。
    今回は、診療所のコンセプトと開院当初から運用されている64列128slice CT Supria Opticaについて、土方利之院長と、中山技師にお話を聞きました。

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    技術情報

    永久磁石MRIのリサイクルでSDGsへの期待東京エコリサイクル株式会社訪問

    富士フイルム株式会社は1986年にレンズ付きフイルム「写ルンです」を発売し、フイルムは現像作業が必要なことから、資源回収のリサイクルスキームを実現しました。
    現在ではエコロジーやサステナブルの観点からリサイクルは企業が取り組むべき重要課題の一つとなっています。
    当社においても、永久磁石オープンMRIに使用されているレアアースを含むネオジム磁石をリサイクルするスキームを以前から実践しています。
    今回は、このリサイクルにおけるパートナー企業である東京都江東区にある東京エコリサイクル株式会社を訪ね、川上氏(取締役CSO)、伊藤氏(事業主管)、横山氏(事業主管)の三人にお話を聞きました。

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    技術論文

    冠動脈CT検査における最新のモーションアーチファクト補正技術(Cardio StillShot)の有用性 Usefulness of the latest motion artifact correction technology (Cardio StillShot) in coronary CT angiography

    64列CT装置における冠動脈CT検査の課題として、「心拍があがるにつれ成功率が下がること」が挙げられる。本研究では最新のモーションアーチファクト補正技術であるCardio StillShot(以下、CSS)について、冠動脈ファントムおよび臨床データを用いて補正効果を明らかにする。はじめに冠動脈ファントムを用いてハーフ再構成CSS ON/OFFの画像を作成し、視覚および円形度の比較を行った。次に冠動脈CT検査で得られた各心拍群のデータから、セグメント再構成CSS OFF、ハーフ再構成CSS ON/OFFを再構成し、冠動脈三枝のCPR画像を用いて、2人の循環器科医による視覚評価を行った。その結果、CSSの使用により低心拍だけでなくHR:60-69 bpm、HR:70 bpm以上の症例においても有用性が期待される結果となった。

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    技術情報

    乳房超音波アプリケーションeScreening販売後の評価レビューBreast Ultrasound Application “eScreening” Post-sale Evaluation Review

    富士フイルムヘルスケア株式会社は、2022年10月にARIETTA 850 DeepInsightにAI技術を活用したeScreening機能を搭載した。eScreeningは乳房超音波検査における検査者の負担軽減を目的として、周囲と輝度の特徴が異なる領域をリアルタイムに超音波画像上で強調する。本機能の開発コンセプトに対する妥当性と課題について分析したので報告する。

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    技術論文

    逐次再構成法と深層学習再構成法を用いたMRデノイズ技術MR denoising Using Iterative Reconstruction and Deep Learning Reconstruction

    MRIの撮像時間の短縮は、患者の負担軽減、検査スループットの向上において非常に重要である。MRIの高速撮像法であるパラレルイメージングにより撮像時間を短縮することが可能である一方で、空間的に不均一なノイズが発生する課題がある。そこで、この空間的な不均一ノイズを低減するために逐次再構成法「IP (Iterative Process)-RAPID」を開発した。また、逐次再構成法を適用後に残存するノイズを深層学習再構成法「DLR (Deep Learning Reconstruction)」により低減する方法を開発した。IP-RAPIDとDLRを組み合わせたデノイズを用いることで、さまざまな部位の撮像時間を短縮することが可能となる。本稿では、デノイズの特長と画像適用例を紹介する。

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    技術情報

    「わかりやすいMRI解説シリーズ その2 ~MRI画像の再構成手法~」

    MRIの基本原理の解説を行う本シリーズ2回目の今回は、MRIの難解な画像再構成手法について説明してみたい。

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    技術論文

    ARIETTA 750 DeepInsightの高画質化技術とアプリケーション High image quality technology and applications of ARIETTA 750 DeepInsight

    富士フイルムヘルスケア株式会社は、2023年4月にDeepInsightシリーズの第3弾としてARIETTA 750 DeepInsightを発売した。ARIETTA 750 DeepInsightは、プレミアムモデルのARIETTA 850 DeepInsightに搭載しているDeepInsight技術をはじめとする高画質化技術を継承し、臨床領域におけるさまざまなニーズに柔軟に対応することが可能なハイエンドモデルの超音波診断装置である。本稿では、ARIETTA 750 DeepInsightの高画質化技術とアプリケーションについて説明する。

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    技術論文

    ARIETTA 65における前立腺診断へのアプローチ Approach to prostate diagnosis in ARIETTA 65

    超音波診断装置は、前立腺の観察や生検ガイドとして広く使われており、当社の超音波診断装置ARIETTAシリーズでは、前立腺がんの検査に必要な機能が搭載されている。今回、普及機クラスであるARIETTA 65に対して、前立腺フュージョン機能、新規プローブおよびソフトウェア表示機能を開発したため紹介する。

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    納入事例

    「乳房超音波検査におけるAI技術を活用した強調表示機能の有用性」
    eScreeningによるワークフローの変化~ 医療法人豊田会 刈谷豊田総合病院

    刈谷豊田総合病院は地域の中核病院として、保健・医療・福祉分野で温かい思いを込めた質の高いサービスを提供する急性期病院です。今回、AI技術を活用して開発した「DeepInsight技術」を搭載したARIETTA 850 DeepInsightを放射線技術科 超音波室に導入いただきました。乳腺エコーの新たなツールとして追加された「eScreening」の使用感、そして今後の超音波検査をはじめとする画像診断のめざす姿について放射線技術科の方々にお話を伺いました。

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    技術情報

    「わかりやすいMRI解説シリーズ その1 ~MRI画像のコントラスト~」

    今回からシリーズでMRIの基本原理の解説を行っていきたい。
    第1回はMRIで重要な画像のコントラストについて説明する。

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    技術論文

    X線骨密度測定装置ALPHYS LF使用経験
    ~測定精度と体組成機能の検証~Experience using X-ray Bone Mineral Densitometry System ALPHYS LF
    ~Verification of measurement accuracy and body composition function~

    富士フイルムヘルスケア株式会社製骨密度測定装置ALPHYS LFにて、少数例ではあるがボランティアにおいて装置の最小有意変化(least significant changer:LSC)を測定し装置の高い精度を確認した。また、今装置より搭載された大腿部近位における除脂肪・脂肪量の測定が現行で行っていたCT装置の除脂肪量・脂肪量の測定と比較し、測定値の妥当性と有用性を評価し相関性を確認した。
    CT検査は高額な費用と放射線被ばくなどの問題もあるため、腰椎・大腿骨の骨密度検査から筋量の指標を同時に測定できれば、患者への負担も少ない簡便なサルコペニア評価法などとしての有用性が期待できる。

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    納入事例

    地域医療における64ch/128SliceMDCT(SCENARIA View)導入のメリット
    ~AI技術を活用した画質向上と患者様へのやさしさの追求~ 医療法人七徳会 大井病院

    医療法人七徳会大井病院は、姶良市加治木町に位置し、「姶良の地域医療にチームで取り組む」という使命のもと、 24時間体制の救急車受け入れなど、地域の中核的な役割を担っています。 今回、2022年8月に導入された64ch/128SliceMDCTについて、CTをメインで担当されている、愛下主任技師、副島技師にお話を伺いました。

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    納入事例

    地域の高度・救命医療を担う医療機関を支えるX線透視撮影システム
    ~医療現場に求められる快適性・低被ばく・線量管理。その解として~ 置賜広域病院企業団 公立置賜総合病院

    2021年3月、山形県内陸南部に位置する置賜地域の高度・救命医療を担う置賜広域病院企業団 公立置賜総合病院に富士フイルムヘルスケア株式会社製(旧:(株)日立製作所)のデジタルX線透視撮影システム「CUREVISTA Open」を導入いただきました。導入から約1年半が経過した時点での評価、施設の取り組みについて放射線部の竹田亜由美技師、中田裕子技師に伺いました。

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    技術論文

    2D Tissue Trackingにおける計測精度とワークフローの改善技術Technologies for improving accuracy and workflow of 2D Tissue Tracking

    心エコー検査において、Global Longitudinal Strain(GLS)の計測は、ルーチン検査の一部として取り入れられつつあり、高い計測精度と簡便なワークフローが求められている。当社では、GLSを含むストレインや容積を計測するアプリケーションとして、2D Tissue Trackingソフトウェアを提供している。新しく、トラッキングアルゴリズムの改善と、AI技術を活用した自動化機能をLISENDO 880LE/ARIETTA 850シリーズ/ARIETTA 750シリ―ズに搭載し、より日常臨床への適用を容易にした。本稿では、これらの技術と性能について述べる。

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    技術情報

    空を見ながらMRI検査を…「Smart Theatre」株式会社総合企画社訪問

    MRIの検査は放射線被ばくが無いという利点はありますが、狭い検査空間で長時間動けずに、必ずしも被検者にやさしい検査とは言えません。特に狭いところが苦手な被検者にとっては苦痛な検査環境となっています。
    そこで、検査空間の天井に映像を投影することで、検査環境を改善するシステム「Smart Theatre*」が登場しました。
    今回は、この「Smart Theatre」を開発、販売する東京都、銀座にある株式会社総合企画社を訪ね、三瓶氏(代表取締役)、飯森氏(技術担当)のお二人にお話を聞きました。

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    納入事例

    AI技術を活用した超音波診断装置のノイズ除去技術の臨床的有用性~ARIETTA 850 DeepInsight~医療法人社団浅ノ川 浅ノ川総合病院

    浅ノ川総合病院は医療法人社団浅ノ川グループの中核病院として地域に根ざした診療に日々取り組んでいる急性期病院です。

    今回、AI技術を活用して開発した「DeepInsight技術」を搭載したARIETTA 850 DeepInsightが超音波センターにご導入されましたので、診療における活用や効果、さらには将来展望について、病院長兼超音波センター長の荒木先生ならびに元地技師、荒木技師からお話を伺いました。

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    技術論文

    SYNAPSE VINCENT Core 技術・製品紹介Introduction of SYNAPSE VINCENT Core -Technology and Feature-

    富士フイルムヘルスケア社製CT/MRI専用の3D画像解析システムSYNAPSE VINCENT Coreが発売されました。SYNAPSE VINCENT Coreは、富士フイルムのメディカルAI技術ブランドREiLIによる深層学習(Deep Learning)によってバージョンアップした多彩なアプリケーションに加え、富士フイルム株式会社と富士フイルムヘルスケア株式会社との開発シナジーにより新たに開発されたQSMを搭載しています。
    本稿では、SYNAPSE VINCENT Coreで利用可能なMRIアプリケーションの一部紹介と、新たに搭載されたQSMについての技術と特長について紹介します。

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    技術論文

    乳房超音波検査のワークフロー改善を目的としたeScreeningの開発

    乳がん検診の受診者増加にともない、マンモグラフィとの併用検査としての乳房超音波検査のニーズが高まっているものの、検査精度のばらつきや、熟練した検査者の不足が課題となっている。
    当社は、乳房超音波検査における検査者の負担軽減を目的として、周囲と輝度の特徴が異なる領域をリアルタイムに超音波画像上で強調する、eScreening機能の開発を行った。強調処理においては、Deep Learningを用いた画像認識処理を導入し、さらに、強調表示の理解をサポートする当社独自の表示(eScreening Map、eScreening Graph)も備えている。
    本稿では、eScreening機能について紹介し、ファントムを用いた性能評価、臨床適用例を示す。

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    技術論文

    一般撮影室の可能性を拡げる透視付き一般撮影システム「Radnext Fluoro. Package」の開発The development of "Radnext Fluoro. Package", a general radiography system with fluoroscopy, that expands the possibilities of the general radiography rooms.

    富士フイルムヘルスケアは、一般撮影室での「透視検査」を可能にするRadnext Fluoro. Package (ラドネクスト フルオロ パッケージ) を2021年12月より日本で販売を開始した。本商品は一般撮影室の用途の幅を拡げることを目的として開発された。本技術論文では、Radnext Fluoro. Packageが提供する価値について紹介する。

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    技術論文

    DeepInsightシリーズを支える高画質化技術High image quality technology of DeepInsight series

    超音波診断装置は現代の医療において欠かせない存在であり、「画質の正確性」、「診断の再現性」、「検査の効率性」の要求は年々高まりつづけている。富士フイルムヘルスケア株式会社は、これらの臨床ニーズにこたえるべく、2022年4月、DeepInsightシリーズ2機種「ARIETTA 850 DeepInsight」、「ARIETTA 650 DeepInsight」を発売した。DeepInsightシリーズは、AI技術を活用して開発したDeepInsight技術をはじめとした新技術により、超音波画像のさらなる高画質化を実現した。本稿では、DeepInsightシリーズを支える新しい高画質化技術について説明する。

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    技術論文

    内視鏡検査・治療に特化したプレミアムデジタルX線透視撮影システム「CUREVISTA Apex」の開発The development of "CUREVISTA Apex", a Premium Digital RF System purely designed for EndoTherapy.

    富士フイルムヘルスケアは、2020年4月に販売を開始したデジタルX線透視撮影システムCUREVISTA Openに続き、X線透視下での内視鏡検査・治療に特化したCUREVISTA Apex (キュアビスタ エイペックス) を2022年4月に本邦で発売した。本論文では、CUREVISTA Apexが提供する価値とわたしたちの新たな挑戦について紹介する。

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    納入事例

    APERTO Lucent Plusがもたらした患者快適性と画質向上 ~整形外科を中心に~一般財団法人 鎌倉病院

    2021年3月より神奈川県鎌倉市にて、一般財団法人 鎌倉病院に0.4T オープンMRI装置「APERTO Lucent Plus」をご導入いただきました。ご使用いただいている放射線科の土田圭介技師、山口彰一技師にオープンMRI装置の活用や今後の展望について取材した内容をご紹介します。

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    技術論文

    CT装置SCENARIA View Plusの開発Development of CT System “SCENARIA View Plus”

    2018年、われわれは64列128スライスのマルチスライスCTシステム「SCENARIA View (シナリア ビュー)」を販売開始した。本製品は、低被ばくと高画質の両立、検査効率の大幅な改善をコンセプトの柱としており、AI技術を活用して開発した画像処理機能IPV、検査効率向上技術SynergyDriveを搭載している。今回、従来のコンセプトをそのままに、心臓CT撮影時に生じる心臓の動き(拍動)による画像のブレを低減する技術Cardio StillShot(オプション)と画像再構成スピードを向上させるFOCUS Engineを新規搭載した「SCENARIA View Plus」を開発したので紹介する。

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    納入事例

    コロナ禍で活躍するSupria Grande FR
    検査スピードの向上により天草地域の高齢者や感染症患者様にやさしい検査を提供天草市立栖本病院

    天草市立栖本病院は、栖本町の地域医療の中核を担うと共に、第2種感染症指定医療機関として、新型コロナウイルス感染症患者の受け入れも行っています。

    今回、新型コロナウイルス感染症重点医療機関等設備整備事業の補助金を用いて導入されたSupria Grande FRについて、また日々の感染対策について、本田秀次郎技師にお話をうかがいました。

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    技術論文

    AutoExamが実現するMRI検査の効率化Improvement of the efficiency of MRI examination through the AutoExam

    近年、高齢化に伴うMRI検査数の増加に対応するために、検査スループットを向上し、一日の検査数を増やすことが求められている。MRI検査のスループットを向上するためには、放射線技師のワークフロー改善が重要なポイントとなる。われわれは、位置決めから本撮像、解析やクリッピングなどの後処理、DICOM転送を1 Clickで実施できるAutoExam機能を開発した。AutoExamにより操作者が任意で、撮像の停止・修正・再開を行うセミオート検査も可能となり、検査スループットの向上に寄与する。本稿では、AutoExamの特長について紹介する。

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    技術論文

    CT装置Supria Opticaの開発Development of CT System "Supria Optica"

    来る超高齢社会におけるニーズへの対応をめざしたSupriyaおよびSuprio Grandeは、2021年12月までに累計で3,000台以上を世に送り出すことができた。今回、従来のコンセプトをそのままに、さらに幅広い要望に対応するため、電源設備容量やX線管陽極熱容量、検出器列数などの豊富なバリエーションを実現するとともに、独自の技術を駆使した新製品を開発したので紹介する。

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    技術論文

    左房機能評価に役立つ心エコーアプリケーションCardiac Application for the assessment of Left Atrial Function

    左房機能は左室の負荷を鋭敏に反映する指標であり、ASE/EACVIガイドラインでも心不全の診断に大変重要視されている。当社超音波診断装置には、左房機能評価に有用な独自のDual Gate Doppler機能、再現性や検査効率の向上をめざしたAI技術を活用した自動計測機能など対応しており、本稿では形態評価だけでなく機能評価まで対応可能なアプリケーションの紹介を行う。

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    納入事例

    乳房超音波における乳腺エラストグラフィとeFocusingの導入メリット株式会社日立製作所 日立総合病院

    株式会社日立製作所 日立総合病院 乳腺甲状腺外科 主任医長の伊藤吾子先生は乳腺外科医として地域の乳癌診療を担うとともに乳房超音波診断の最前線でご活躍されています。以前、Webセミナーでご講演いただいた内容をもとにエラストグラフィの有用性やARIETTAシリーズの最新機能eFocusingが乳腺領域でどのように活用できるのか、今後の展望も含めて取材しました。

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    技術論文

    超音波診断装置における減衰計測の改善Improvement of attenuation measurement in ultrasound diagnostic equipment

    当社の超音波診断装置ARIETTAシリーズでは、超音波の減衰を利用したAttenuation Measurement(ATT)を搭載し、脂肪肝の評価にアプローチしている。近年、生活習慣の変化に伴う脂肪肝の急激な増加傾向にあり、肝生検にかわる脂肪肝の評価法として超音波検査が注目されている。そのような背景の中、さらなる臨床ニーズにこたえるべくATTの精度向上と撮像の簡便化の改善を行った。改善後のATTは、Echosens社のCAP(Controlled Attenuation Parameter)における高度脂肪肝症例との相関性も高まり、さらに観測ROIの設定も簡便になったことから、より多くのユーザにご使用いただけると考える。

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    技術論文

    X線トモシンセシスにおける高画質化・高機能化技術の紹介Technologies to Enhance Image Quality and Performance of the Tomosynthesis in X-ray Fluoroscopy System

    近年、乳房や整形外科領域等の診断目的に応じて、3次元画像を取得可能なX線デジタルトモシンセシス装置が用いられている。われわれは2016年にX線透視診断装置EXAVISTAの特長機能の一つとして、追加のビューアを用いずワンコンソールによるトモシンセシス撮影を搭載した。
    本稿では、2020年にさらなる改良を加え、これまでの透視撮影機能にとどまらず、一般X線撮影やトモシンセシス撮影を実現可能な多用途システムとして開発したCUREVISTA Openを紹介する。本装置に搭載された特長的な機能であるTomoVIEW/IR搭載トモシンセシスアプリにて活用されている、①金属アーチファクトを低減する処理”HiMAR(High Quality Metal Artifact Reduction)”、②異なる組織間のコントラストをX線透視撮影装置の撮影画像相当に変換する処理”Gmode”、③ノイズを低減する処理”RealtimeIR(Iterative Reconstruction)”の3つの高画質化・高機能化技術を実際の臨床画像例とともに解説する。

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    技術論文

    永久磁石型オープンMRIにおける脳萎縮評価の取り組みBrain atrophy evaluation using open permanent magnet MRI

    0.3-0.4テスラの永久磁石型オープンMRIにおいて詳細な脳萎縮評価を可能とするため最適化した2つの撮像シーケンスを用いて、小数例ではあるがボランティアにおいて1.5テスラMRIと比較し同等の解析結果が得られることを確認した。また、現在行っている早期アルツハイマー型認知症の識別能を検証する多施設研究では、最適化した撮像シーケンス双方において十分な識別能を有する予備解析結果を得ている。0.3-0.4テスラの永久磁石型低磁場MRIは国内での普及台数も多いため発展の余地が大きく、解析法を含め今後の普及とさらなる利活用が期待される。

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    納入事例

    0.3TオープンMRI装置の有用性(整形外科領域)百瀬整形外科スポーツクリニック

    2021年10月に長野県松本市内に、百瀬整形外科スポーツクリニックが新規開業し、当社製0.3TオープンMRI装置を導入いただきましたので、プロスポーツチームのチームドクターとして活躍されている、院長の百瀬能成先生にMRIの活用や今後の展望について取材しました。

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    納入事例

    胃がん検診受診者の方の不利益低減のために。
    X線検診はフラットパネルの時代へ。宮城県対がん協会・がん検診センター

    昭和35年(1960年)、日本初の間接X線装置を搭載した検診車「日立号」を導入以来、胃がん検診の先駆的存在として著名な宮城県対がん協会。今回は、その宮城県対がん協会・がん検診センター所長 加藤勝章先生に胃がん検診とX線装置の現在と将来についてお話を伺いました。

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    技術論文

    新型リニアプローブL35の開発Development of new linear probe L35

    近年、腹部エコー診断において、コンベックスプローブで捉えた疾患を精査するためにリニアプローブを併用する機会が増えている。このような機会で用いるリニアプローブにはコンベックスプローブで鮮明に観察できなかった肝表面、膵臓、消化管等に存在する微かな変化を捉えることが期待されており、高い空間分解能とコントラスト分解能の両立が求められる。また、一般的にリニアプローブは視野が狭く、深部感度が低いため、胆嚢や肝臓等の臓器全体を捉えられないという課題があった。そこで、高い空間分解能とコントラスト分解能を有し、課題であった視野の狭さ、深部感度不足を改善した新型リニアプローブ(L35)を開発したので報告する。

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    納入事例

    新型コロナウイルス感染症対策における回診業務のポイント。それは「継続性」と「機動性」独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター

    国立病院機構東京医療センターは、東京南西部目黒区に位置し、国立病院機構では最多となる約700床を有する大規模な医療施設です。人口28万人を有する目黒区に加え、近隣の世田谷区や渋谷区における高次救急医療施設として24時間体制で地域医療を支え続けられています。

    2020年より世界中で蔓延した新型コロナウイルス感染症(以下「感染症」という。) に対しては、早期の段階から感染症患者の受入れを開始。ワクチン接種の国内第1例でもあったことから、最前線で感染症に取り組む施設として現在4台の回診車 (Siriusシリーズ) を活用されています。

    今回は、最前線の医療現場における感染症対策の経緯、回診業務における対策方法やSiriusシリーズの使いやすさについて伺いました。

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    技術情報

    ECHELON Smart Plus搭載技術・機能紹介

    AI技術を活用したワークフロー向上技術SynergyDrive *1を搭載。ワークフローを効率化させる本アプリケーションを進化させて、検査時間のさらなる短縮と高画質化を実現したECHELON Smart Plus *2が誕生しました。

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    技術情報

    FUTUS LE に搭載した最新技術の紹介

    超音波診断装置FUTUS LE に搭載された各種技術、特長を紹介します。 超音波診断装置FUTUS LEは「Clear Image」 「Enhanced Applications」 「Simple Workflow」 をコンセプトとして、日常の妊婦健診から病棟、内診など、産婦人科のさまざまなシーンでの使用を想定し、検査をサポートする高画質技術や豊富なアプリケーションを搭載した、軽量・コンパクトな装置です。

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    納入事例

    検査時間の短縮が可能な「APERTO Lucent Plus」への更新でより迅速・快適な検査をめざす池本脳神経クリニック

    2011年に兵庫県芦屋市で開業した池本脳神経クリニックは、開業当初から使用されていた当社製0.4TオープンMRI装置「APERTO Lucent」を、2021年1月に最新装置「APERTO Lucent Plus」に更新いただきました。
    新たに搭載された高速撮像技術“IP-RAPID”や自動化機能“AutoExam”を活用し、迅速かつ快適なMRI検査を提供されています。
    さらに、MRIボア内映像投影システム「Smart Theatre」を導入。よりハードルの低いMRI検査の実現をめざされています。

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    技術論文

    SCENARIA Viewの最新技術紹介

    CT検査をうける患者数や3D画像処理の増加から、被ばくの低減や検査効率がCT装置に求められる中、われわれは2018年に低被ばくかつ高画質、検査効率の改善、快適な検査環境の3つを柱として開発したSCENARIA View を発表した。
    本論文では被検者、そして検査に携わる医療従事者の皆さまにより安心、安全で快適なCT検査をお届けするために進化した上記3つのコンセプトについて、最新技術を紹介する。

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    納入事例

    南会津唯一のMRI装置として地域医療を支える
    高速撮像と快適な検査空間で患者にやさしいMRI検査を実現福島県立南会津病院

    福島県立南会津病院は、南会津医療圏で唯一の病院として地域医療における中核的な役割を担っています。今回、磁遊空間誌のインタビューに同行させていただき、昨年導入されたECHELON Smart Plus について佐竹院長、増子整形外科医、放射線科の渡部技師長にお話をうかがいました。

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    技術論文

    新型マイクロコンベックスプローブC23RV/C23の開発

    従来のマイクロコンベックスプローブは小さな形状による取り回しの良さから、超音波ガイド下のRFA(Radiofrequency Ablation)穿刺時などにおいて今日の臨床現場になくてはならない重要な役割を担っている。しかしながら、小さな形状による制約があり、標準コンベックスプローブに対して画質が劣るという課題があった。そこで、今回は、使いやすさを追求した形状、フュージョン(RVS:Real-time Virtual Sonography *1,1))や穿刺などのアプリケーションに対応したうえで、日常診療にも広く使って頂けるよう画質の改善に取り組んだので、これらの詳細について紹介する。

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    技術論文

    逐次再構成法を用いたMR高速撮像技術High-Speed MR Imaging Technology Using Iterative Process

    一般的なMRI検査はX線CT検査よりも時間が長いことから、撮像時間の短縮が望まれている。そのため、MR高速撮像法は非常に重要な技術の一つである。われわれは、画質を維持しながら撮像時間を短縮できる高速撮像法として、信号のアンダーサンプリングと繰り返し演算処理(IP:Iterative Process)を組み合わせた新技術「IP-RAPID」を開発した。IP-RAPIDは、さまざまな磁場強度の装置で、さまざまな撮像部位、さまざまなコントラストの画像に適用できることから、多くの臨床場面に貢献できる技術である。本稿では、IP-RAPIDの特長と画像適用例を紹介する。

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    納入事例

    検査をもっと安全に
    救急・整形外科・泌尿器科で活用されるFPDデジタルX線TVシステム東邦大学医療センター 大森病院 中央放射線部

    CUREVISTA※1 Open を納入した東邦大学医療センター 大森病院 中央放射線部の大久保卓史 統括次長、関口貫人 技師長補佐のお二人に納入後の使用経験についてお話をうかがいました。

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    技術論文

    「検査はだれもが快適に」を追求した多目的X線イメージングシステムCUREVISTA Openの開発

    X線透視撮影システムは、従来は主に消化管造影検査に使用されてきたが、現在は整形外科検査、泌尿器検査など幅広く使用されるようになった。さらに超音波内視鏡を用いたInterventional EUS(Endoscopic Ultrasonography)を含めた胆膵内視鏡治療などの低侵襲治療環境での利用も増えている。そこで、被検者を動かす必要がなく位置決めができる2WayARM機構を搭載し、汎用X線透視診断装置CUREVISTA 1) ※1のメリットを踏襲しつつ2)、現在の臨床ニーズに合わせて安全・清潔・シームレスの新しいコンセプトのもとに開発・製品化したCUREVISTA Openについて紹介する。

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    納入事例

    救命救急でのCT活用例
    救命救急センター初療室内にCTを設置することで患者の移動を伴わずに診断、治療、救命が可能に 大阪市立大学医学部附属病院 救命救急センター
    溝端センター長に聞く

    大阪市立大学医学部附属病院は、大阪市内で唯一の大学病院であり、地域医療における中核病院として、高度な総合医療機関の役割を担っています。病床数は精神病床と合わせて980床あり、内科系・外科系・中央部門合わせて38の診療科が設置されています。

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