FUTUS LE に搭載した最新技術の紹介

技術情報FUTUS LE に搭載した最新技術の紹介

FUTUS LE に搭載した最新技術の紹介

超音波診断装置FUTUS LE に搭載された各種技術、特長を紹介します。 超音波診断装置FUTUS LEは「Clear Image」 「Enhanced Applications」 「Simple Workflow」 をコンセプトとして、日常の妊婦健診から病棟、内診など、産婦人科のさまざまなシーンでの使用を想定し、検査をサポートする高画質技術や豊富なアプリケーションを搭載した、軽量・コンパクトな装置です。

主な搭載技術、特長

1. 短時間で的確な診断をサポートする画像処理技術:Clear Image

超音波の画像は原理的に生体の諸条件の影響を受けやすく、それをいかに低減させるかが課題ですが、FUTUS LEには幅広いユーザーが直感的に使用するために、明瞭で判別しやすく高精細な画像を実現するさまざまな画像処理技術を搭載しています。

ClearVisionは、時間軸処理、空間処理を組み合わせてノイズを低減させることによって組織のつながりを強調する画像処理技術です。

MultiVisionは、超音波ビームをリアルタイムかつ多方向に送受信し、それぞれの画像を重ね合わせることにより、病変を明瞭に観察できる技術です。

S-Harmonicは広帯域な信号を扱うハーモニック技術で、近距離の画質を保ちつつ深部の画質劣化を抑制する技術です。

MultiVision
MultiVision

2. コンパクトボディに豊富なアプリケーションを搭載:Enhanced Applications

FUTUS LEは産婦人科のさまざまなシーンで有用なアプリケーションを豊富に搭載しています。日々の検査の効率化をアシストするため、妊婦健診で評価する推定児体重の各計測を自動化するBiometryAssistを搭載しました。描出した超音波画像の特徴を認識し、自動で計測キャリパが設定されることから、操作手数を低減することが可能です。

また、分娩の進行を客観的に評価できるLaborAssistを搭載しています。この機能は恥骨長軸下縁から児頭への接線との角度であるAoP(Angle of progression)とAoPから算出されるStation、児頭の向きを自動計測することで分娩の進行を客観的に評価することが可能です。また、分娩の進行状況をアニメーション表示するDemo Videoは妊婦や家族とのコミュニケーションツールとして役立ちます。

CrystalVueは収集したボリューム画像の表面と内部の情報を同時に表示させることができる機能で、形態診断をより視覚的に把握しやすくします。Crystal Transparencyで全体の透明度を変更したり、Complexityによって構造物を強調する調整が可能で、顔などの内部構造、脊椎や骨格の観察が期待されます。

LaborAssist
LaborAssist
CrystalVue
CrystalVue

3. 日々の検査の負担を軽減する使いやすさを追求したデザイン:Simple Workflow

FUTUS LEは病棟間などでの移動を伴うシーンでの使用を意識し、コンパクトかつ軽量を実現しました。バッテリ搭載により、装置の電源を切ることなく手軽に移動させることができ、またバッテリ駆動での検査も可能で、移動後に装置の起動時間を気にすることなく素早く検査を開始することができます。

販売名:超音波診断装置 FUTUS
医療機器認証番号:230AABZX00044000

FUTUSはFUTUS LEと呼称します。

※ FUTUSは富士フイルムヘルスケア株式会社の登録商標です。